Archive for the ‘非実在青少年’ Category

告知ー

2012年4月15日

永らくご愛顧頂きましたiPhoneアプリ『むりゃかみゆうの海猫館殺人事件』と『非実在青少年非公式アプリ』の配信は終了致しました。

何らかの形で、また新企画を色々画策しておりますので、今後ともよろしくお願い致します。

(西村六月)

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新企画『グリーン・グリーン』

2011年10月9日

次の企画をはじめました。

ひさしぶり?のオリジナル企画。タイトルは『グリーン・グリーン』。

漫画にしようかと思ったのですが、諸事情でまたもやアルテミス・エンジンの力をお借りして、ヴィジュアルノベルになりそうです。

また色々と設定が固まりましたら、ご報告したいと思います。

 

 

 

「むりゃかみゆうの海猫館殺人事件」がファミ通APPに取り上げられました!

2011年10月7日

iPhoneアプリ「むりゃかみゆうの海猫館殺人事件」が、ファミ通APPに取り上げられました。

【おすすめアプリ】 ”あのキャラクター” が二次創作アプリに!『むりゃかみゆうの海猫館殺人事件』

まさかファミ通に取り上げられるとは思っても見なかったので、びっくりしました。

嬉しいです。

百人一首物語その58 「笹原」

2010年8月3日

有馬山の東、猪名と呼ばれし地方に笹原と云う男あり。
その男の剣技、まさに風の如し。
一陣の風が、そよと吹き、笹を揺らしたかと思うや、着物の袂を深く斬付けられているという。
その神速は、対する人の記憶に刻まれ、決して忘れる事なく、深く刻まれる。
その鮮やかさに、二度と刀を握れなくなった武士も、1人や2人ではないという。



「有馬山 猪名の笹原 風吹けば いでそよ人を 忘れやはする」
有馬山の猪名にある笹原に風が吹くと、そよそよ言うけど、そーよ!ってなもんで、貴方を忘れられる訳ないじゃんね。

百人一首物語その53 「夜」

2010年7月29日

おそらくは、未だ夜は明けぬのだろう。
部屋の温度が下がっていた。私は、暖炉に新たな薪をくべ、灰をかきだした。小さな炎が上がる。炎が小さなダンスを踊る。それにあわせて背後で、影が1人、大きくダンスを踊る。
私は再び、お気に入りの椅子に戻り、深く腰掛け、天井を仰ぎ見る。
季節が、冬を迎えるこの時期で良かった。この小屋は雪に閉ざされる。この時期なら、それを見越して、食料も水も薪も、2人がひと冬過ごすに充分な量がある。それを1人で使う訳だから、半年はもつ。理由は分からないが、この夜が明けないのなら、それでもいい。飽く迄つき合ってやろうと、半ば自棄で思っている。
実は、朝が来るのが怖いのだ。
朝が来ても、彼女がこの小屋に来なかったとたら……そう思うのが怖いのだ。
彼女が、この小屋に来ないのは、いつまでも夜が明けぬからだと思いたいのだ。
雪が、雨戸を激しく叩く。
風が強くなってきたようだ。
夜は長い。
私は、椅子の背もたれに体を預け、目を閉じた。



「嘆きつつ ひとり寝る夜の 明くる間は いかに久しき ものとかは知る」
嘆きながら1人で寝る夜は、なんて長いんでしょう。

百人一首物語その50 「命さえ」

2010年7月26日

だからさぁ、どうせ自殺するんだったら、キミカたんに一目あってから死にたいとかって思うじゃない。だからさ、キミカたんが銀行行った時にね、銀行強盗すればいいんじゃないかなって思う訳。
え? なんで誘拐じゃないのかって? 馬鹿だな。そんな事したら、キミカたんに迷惑かかるじゃない。だって、誘拐とかされてごらんよ。クソオタども、絶対、犯されたに違いないぜ!とか2ch書くに決まってるだろ? 
んにゃ、俺なら書くね。せっかく、キミカたんは声優としてこれからな訳だから、ファンとして、その邪魔はしたくない訳じゃない。だから、銀行強盗して、その人質の中にキミカたんがいるって状況の方が理想的だと思う訳よ。
それに、誘拐だと、ピンポイントで狙ってますって感じじゃない。キミカたんも気持ち悪いと思うんだよね。そりゃ、僕の事を、「このうす汚ねぇストーカーめー!」って蔑んで見てくれたら、なんというご褒美!って思うけどさぁ。それに、キミカたんと二人っきりだなんて、何話していいか判んなくなるよ。それも嫌だ。
で、銀行強盗に失敗して、人質何人か取って、立て篭もるい訳。で、警察にも包囲される訳じゃんか。そうすっと、僕がさ、スワットに狙撃されるまで、一緒にいれる訳じゃない? で、僕としてもさ、偶然と装ってキリカたんと出会える訳だし、他にも人質がいるなら、自然にお話出来るような気がするんだよな。そうなったら、もー僕、全然死んでもいいじゃんね。むしろ、キリカたんの前で死にたいものね。素敵じゃない?
きっと、僕の死に、キリカたん同情してくれるよ。ほら、ストックホルム症候群ってあるじゃない? となると、もしかしたら、キリカたん、僕の事、好きになるかも知れないじゃないか。
うわー、どうしよう?
うかうか死んでいられねーぞ?
マジ、どうしたらいい?




「君がため 惜しからざりし 命さへ 長くもがなと 思ひけるかな」

百人一首物語 その17 『ちはやふる』

2010年6月23日
「ちょっと、ご隠居、ご隠居ってば」
「なんだい? 朝から五月蝿いねぇ」
「ちょっと、何でも知ってるご隠居に聞きたい事があって、伺ったってワケでさ」
「何でも知ってるって、私ゃ、知ってる事しか知らないよ」
「それで充分でさ。実はこれなんですがね?」
「なんだい? これは」
「へぇ。紙でさ」
「紙は判ってるよ。これがどうしたんだい? と聞いている」
「ちょっと、そこに書いてあるミミズみてぇなの見ていただけますかい? そのミミズの意味が知りてぇんです」
「ミミズじゃないよ、これは字だよ。はぁはぁ、これだな。えー、これは短歌だな」
「いくらぐらいですかい?」
「そっちの単価じゃないよ。短歌。57577で詠まれた短い唄のコトだよ」
「なるほど、ありがとうございます!」
「おいおい、ちょっと待ちなよ。途中で奪い取って行くヤツがあるかい。私はまだちゃんと見てないんだから」
「へ? でも、短い唄だと……」
「どうにも気が短いね。ここに書いてあるものの形式を言ったまでさね。この唄の意味を知りたいんだね?」
「へぇ。なんでも百人組手とかいうものらしくて、1つぐらいしらねぇと、バカにされるっていうもんですからね? ちょっとここは1つ、ご隠居をおだてれば、簡単に教えてもらえるだろうって…」
「そういう事を本人の前で言うもんじゃないよ。えぇえぇ。そんな青い顔しなくても、教えてあげますよ。それに百人組手じゃなくて百人一首ですよ。確かに一首ぐらい知らないと恥ずかしいかも知れませんね。ちょっと待ちなさいよ。
『ちはやぶる神代も聞かず竜田川 からくれないに水くくるとわ』
……か」
「どうです? わかりますかい?」
「あ? あー……そりゃ判るよ」
「じゃあ、教えていただいてもよろしいでしょうかね?」
「ああ、いいよ。……いいけど、こりゃお前には難しすぎやしないかい? 別のものにした方が」
「いやいや、これがいいんで。コイツでお願いしますよ。他のにしたら、またこのわからず屋に最初から説明しなくちゃいけねぇ」
「そんな言い草がありますか。わかったわかった。教えてやろう。えーこれはだな」
「何でしょう?」
「昔の事じゃがな、千早と言う有名な人形師がおった」
「人形師ですかい?」
「そうだ、実に高名な人形師で、弟子もいっぱいおったそうな。だが、その千早も年を取って、手先も衰え、新作を作れんようになってきた。しかし、そんな千早の元へ、将軍様から人形作成の依頼が来てしまったのじゃ。将軍様の依頼じゃ。どうしても断れぬ。断れば、打ち首にされてしまうかも知れん。だが、満足のいかぬ物を出す訳にもいかん。千早は、死を覚悟で断るつもりじゃった。
しかし、師匠を死なせなくない一心で、竜田川という弟子が、師匠の作品だと嘘をついて、将軍様に自分の作った人形を渡してしまった。使いの者はそうともしらず、代金を渡そうとする。竜田川はこれを断ったんじゃ」
「あのー、ご隠居。その話のどこが、その短歌とやらに……」
「よく聞かんか。師匠の千早のフリをしたんだろうが。だから『千早ぶる』。で、素晴らしいネ申感な仕事に対する代金の申し出を、弟子の竜田川は、聞かなかった。だから、『神代も聞かず竜田川』だ」
「はー、なるほど。上手い事出来てますな。で? 続きはどうなります?」
「あわてるな。えー。それでじゃな、竜田川は破門になった」
「はぁはぁ、震えるぞハート! 燃え尽きるほどヒート! ですな?」
「そりゃ波紋じゃ。竜田川は、弟子をやめさせられたんじゃ」
「何故ですかい?」
「そりゃ、自分の作品を師匠の物だと騙るのはよくないじゃろう。竜田川も、その処分を甘んじて受け止め、都の隅に小さな人形工房を開いた。だが、この竜田川、実は驚くほどの天才でな。あっという間に都いちの人気人形師となったんじゃ。しかし、好事魔多しとはよく言ったもの。作品の特徴から、将軍様に献上された千早の作品は、実は竜田川に無理矢理作らせた作品じゃないか? と噂になってしまった。これでは、献上された将軍様の面子に関わってくる。千早と竜田川は、将軍様の前に呼ばれたんじゃ。人形に詳しいと言うご家老様が、献上した人形を、千早に見せ、言ったのだ。『見るにこの人形には、ひとつ、カラクリが仕込んでござる。作者なら知ってござろう?』千早は『わかりませぬ』と言った。ご家老さまは、やはり将軍様を騙したのかと、腰の刀を抜いた」
「えー、その話、本当に短歌の内容なんですか?」
「話の腰を折るな。黙っていれば判る。ここで、弟子の竜田川が堪らず言ったんじゃ。『訳がございます。どうか、盥に水を汲んできて下さい』あまりに必死な言いように、家老は言う通りに水を用意させた。竜田川は、なみなみと水を張った盥の横に、人形を置いた。そして、人形の着物の裾をピンと2回引いた。すると、不思議や不思議、人形は、ポーンとトンボをきったかと思うと、盥の水の中にドボンと嵌まってしまった。あっと驚いた将軍様とご家老様に、竜田川は言った。『もし、将軍様にご無礼があった時の為に、自ら入水するような仕掛けが施してありました。しかし、千早にとって人形は我が子同然、何の咎もない人形を殺すのは忍びなく……』そう泣き崩れた竜田川を見て、将軍様は大層感激し、師弟に褒美をたんまりと取らせたと言う事じゃ」
「いい話ですなぁ。で? それがこの百人一首と、関係がありますか?」
「聞いておったのか? いいか、師匠の千早はカラクリが判らんかったじゃろう? だから『からくれない』。最後、人形は入水したじゃろう? だから『水くぐる』。わかったか?」
「にゃるほど。はぁー。こんな短い唄の中にもドラマがあるんですなぁー」
「そうじゃろう、そうじゃろう。ふぅ。わかったんなら、とっとと帰った帰った」
「ところで、ご隠居、『千早ぶる神代も聞かぬ竜田川 からくれないに水くくる』までは判るんですが……最後の『とわ』ってなぁ、何です?」
「は?」
「いや、ですから、最後の『とわ』ですよ。こりゃ何です?」
「『とわ』は……『とわ』は……。『とわ』は、その人形の名前じゃ!」
お後がよろしいようで。
デンデン!チャカチャンリンチャンリン……

百物語その13 「みなの川」

2010年6月19日

「『私は、どうしても、苦手な人とうまく付き合っていく事ができません。どうしたらいいのでしょうか?』こういう質問なんですが、先生」
「なるほど、対人関係の悩みは、尽きないものです。私も、この前キャバクラに行ったんじゃが、最初についた女が、これが好みじゃなくてなぁ……」
「あの……先生?」
「あー失礼。なんじゃったっけ?」
「苦手な人とうまく付き合えないという悩みです」
「あーそうじゃ。これはな、第一印象が重要なんじゃよ。大河の一滴というように、大きくて深い川の流れも、最初は小さな流れじゃ。わかるかな?」
「はぁ。それがどうかしたんですか?先生」
「おい、わしがいい事行った時には、『なるほどー』と言えと、打ち合わせしたじゃろうが」
「なるほどー」
「……とにかくじゃな、人間関係も同じじゃ。苦手という感情が大きく深くなってしまっては、それを変える事はむつかしい。じゃが、第一印象の段階でそれを変える事は、いともたやすいのじゃ」
「先生、具体的にはどうすればいいのでしょう」
「苦いという味覚は、防衛本能から来るんじゃ。苦い物は食べられない物が多い。つまり、自分に危害を加える可能性を回避しようとする本能が苦さなんじゃ。つまり、第一印象で苦手かも・・・と思った時には、相手が自分に危害を与えるのでなはいかと、体が察知した訳じゃ。ならば、そんな存在ではない事を、身体に納得させればよいんじゃ。」
「それには、どうすればいいんでしょうか?」
「簡単じゃ。人中でも眉間でも鳩尾でもいい、殴るんじゃ! 気絶させれば、危険ではないことは明白じゃ。苦手意識などぶっ飛ぶ事、請け合いじゃ」
「あのー先生?」
「なんじゃあ。なんか文句でもあるんかい。実践してみい。間違いじゃないって……うわ、ちょっと、やめ……うごっわ!」
「ホント。正拳突きひとつで、先生への苦手意識が無くなりました!」
「ううう……」
「皆さん参考になりましたでしょうか? では来週の人生相談まで、さようなら」
「うう、口の中切れてもうたがな」
「先生?」
「ひ、ひぃい! さーせん! さ、さようなら」

「非実在青少年非公式ガイド」2.0出ました&おわび

2010年6月8日

「非実在青少年非公式ガイド2.0」出ました。

ご協力頂きました。関係者各位の皆様、本当にありがとうございました。

ところで、本アプリの中で、本来ならサファリのリンクが開く所、プログラム上のミスで、リンクがきちんと開かないバグがありました、申し訳ありません。早急にアップデートで対応いたしますので、よろしくお願いいたします。

本来のリンク先は以下になります。

「東京都青少年健全育成条例」が改正されることをご存じですか?」

よろしくお願いいたします。

しかし、都議会の雲行き、ちょっと怪しいですね。

「むりゃかみゆうの海猫館殺人事件」第1章は六月末に発売です

2010年6月4日

と言う訳で、なんとなく決めました。「むりゃかみゆうの海猫館殺人事件」は1章できるごとにアップデートを繰り返して完成に近付けていくと言う方式をとる事にしました。では、では。本当に六月末に出るといいな。